空手Q&A

空手の効能は?

Q:空手をやってみて、どんな効能がありましたか? 体験者としての意見をお聞かせください。(20歳女 温泉の効能にうるさいウサギちゃん)

A:面白いことに、「喧嘩が強くなりました」と言う話しではなくて、「色々なことに自信が持てました」と言うはなしが多いです。これはなぜでしょう。僕はこれを人間の防衛本能と関係があるのではないかと思っています。
 普通の人は暴力に対して恐怖心を持っています。そしてその恐怖心は実際の恐さを大きく上回った、過度な恐怖心です。なぜなら、一般の人にとって暴力は無縁なものであるため、未知のものだからです。知らないものほど恐い物はありません。暴力を盾に人を脅そうとする輩は、知ってか知らずかこの心理を利用しています。ところがしょっちゅう組手をやっていると、これが未知のものではなくなります。そうすると恐怖心がなくなってきます。また、いざとなればある程度のレベルで対抗できると言う自信もあります。人間は他の人間に対するとき、「危害を加えられるかもしれない」という警戒心を自然に持つようです。しかし暴力に対して過度な恐怖心を持っていると、何かの話し合いをしたり、主張したりするときに「殴られるかもしれない」という無意識の恐怖から言いたいことも言えないという反応をしてしまうのではないでしょうか。
 理屈はともかく、色々なことに自信がもて、積極的な人間になるというのは武道全般に言えることのようです。

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空手の流派はいくつあるんですか?

Q:空手の流派って、いくつか聞きたことがありますけど、どれくらいあるんですか? 流派の中には当然派閥もあるんでしょうね?(48歳男 国会議員)

A:はっきり言って、数はわかりません。登録制じゃないし、誰も数えることができないです。剣道や柔道は流派が統一されていますが、空手はたくさんありますしどんどん増えています。大きく分けると古くからの空手を伝承している「伝統空手」と呼ばれるものと、それをベースとしてキックボクシングや他の格闘技を研究しながら変化している「実戦空手」と呼ばれるものの2系統に分けられます。増えているのは後者です。派閥はありますが、あなた方ほどじゃないです。
 流派がどんどん増えていくには理由があります。空手を学んだ人が、「もっとこんな風にしてみたらどうだろう」と自分なりの流儀を確立して、あたらしい流派をつくるケースが一番多いようです。
 同じ流派なのに会派(別組織)が増えていくのは政治的あるいは経営的な問題が多いようです。トップ人事を巡る争いや、勢力争いで会派が別れてしまったケースは近年では極真会館、日本空手協会が有名です。
「くらさんがやってる空手は何流ですか?」と質問されることがよくあります。伝統空手は一流派多会派ですから、例えば松濤館流なら日本空手松濤会、国際松濤館、日本空手協会などがありますし、剛柔流なら全日本空手道剛柔会、全日本空手道連盟剛柔会、国際剛柔流空手道連盟と様々な組織があります。つまり、「何流ですか?」という質問の意図は所属組織を聞いているのではなくて、どんな空手スタイルでやっているのかを聞いているのですね。
 ところが、多くの実戦空手流派は一流派一会派であったため、「○○流」という言い方を持っていないのが普通で、言うとすると「○○空手」という言い方です。例えば極真カラテだけれど極真会館ではない道場が最近目立っていますので、今後はこのような流派表記が多くなるでしょう。僕が属する現空研は一組織ですが、「現空研空手」という言い方をしています。

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伝統空手って?

Q:伝統空手って、どんなものですか? そうと古い空手ということでしょうか。詳しく教えてください。(78歳男 人間国宝)

A:学校の空手部のほとんどがこの伝統空手と呼ばれるものです。統一組織として全日本空手道連盟(全空連)があり、その中に流派ごとに別れた会派があります。ただし、同じ流派でも別会派も存在します。流派とは、流儀の違いであり、会派とは組織の違いです。同じ流儀でやっている空手だけれど、何らかの理由で別の組織になっているという場合があります。松涛館流(しょうとうかんりゅう)、剛柔流(ごうじゅうりゅう)、糸東流(しとうりゅう)、和道流(わどうりゅう)が全空連内の4大流派です。一部の流派を除き寸止方式(実際には当てない)による組手(試合)を原則としています。遠い間合いで構え、飛び込んで一本とるという戦い方が基本で、その動きは剣道に似ています。流儀を守ることが原則なので、若干は変化しているものの基本的にはいままでのやり方を次世代に伝えると言う方法で伝承されています。ですから、同じ流派であれば違う会派でも基本的にはおなじ流儀ということになります。伝統があるという意味と、伝統を継承していく形態だから伝統空手というのでしょう。

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実戦空手って?

Q:ぼくは基本的に実戦は嫌いなんですが、実戦空手とはいったいなんでしょうか。気になります。(28歳男 自衛隊員)

A:大きな特徴は、過去の流儀にこだわらず、強さを求めてどんどん変化しているということでしょう。元々は伝統空手をやっていた人が自分なりに考え出した新しい流儀を取り入れて作った新しい流派群です。伝統空手が実戦向きでないと言うわけではありませんが、これに色分けされる多くの流派が実戦での戦い方を研究して流儀を確立していったために「実戦空手」と呼ばれています。その中心となるのが極真会館で、多くの実戦空手流派が極真会館からの分派です。実際に当てる試合をする方式のフルコンタクト空手の流派、防具をつけて試合をする防具空手の流派、組み技まで取り入れた流派、ボクシングのようなグローブをつけて戦うグローブ空手、あるいはそれらを時々でいろいろな方式を使い分ける流派などさまざまです。伝統空手のように一本方式ではなくて、接近して何発も攻撃し合って、相手をダウンさせるという戦い方をします。流派は数えられないほどありますし、どんどん増えてます。空手の流派というのは勝手にどんどん増やせるものなのです。伝統空手との大きな違いはほとんどの流派が1流派1会派であることです。たとえば次のような流派があります。無門塾、士道館、大道塾、ワールド大山空手、誠道塾、円心会館、極真会館、芦原会館、白蓮会館、正道会館、厚生年金会館・・・・・・あ、これはちがった。

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何歳までなら空手を始められますか?

Q:仕事柄、空手を覚えた方がいいのではないかと思っています。クラさんは37歳で空手を始められたそうですが50歳になってしまった僕には無理でしょうか?(50歳男 空手道場経営)

A:他の道場ですが、60歳で空手を始めて65歳で初段を取り、今は2段という方がいらっしゃいますから、何歳でも可能ではないでしょうか。自分の体力に合わせて無理をしない範囲でやり、そしてだんだん強化していけば出来るはずです。確かに選手になって世界大会を目指すというわけには行きませんけれど。いやしかし、年齢別の大会などがあればそういう夢も実現するかも知れないですね。

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空手を始めるための準備は?

Q:空手を始めたいと思っていますが、体力には自信がありません。空手道場へいくまでに、くらいの体力をつけてから道場の門をたたいたらいいのでしょう?(25歳男 ボディービルダー)

A:結論から言うと、今すぐ入門すべきです。空手が出来る体力というのは普通の人の体力です。とくにムキムキだったりする必要はありません。最初のうち稽古がちょっときついかもしれませんが、だんだんそれなりの体ができてきます。体力をつけてから行こうなんて言ってると、結局やらないで終わってしまいます。中学時代「空手をやるんだ」なんていって鉄下駄とか買っていた奴で本当に空手マンになった奴は一人もいません。試合にでるようになったらもっと体力をつけようとか、パンチに耐えられる筋肉をつけようとかでてくると思いますが、それはもっとあとの話しです。

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空手の段位は誰が出す?

Q:私も段位をもっていますが、有段者って、かっこいいですよね。ところでの空手○段というのは、国家資格とかなのでしょうか?(30歳男 アマチュア将棋2段)

A:空手の段位は公的資格ではありません。各会派で独自に認定しています。「全空連公認3段」なんていうようなのがありますが、あの公認というのは政府が認めたと言う狭義の「公認」ではなくて、民間の団体による公認と言う広義での「公認」です。「彼氏との仲は、親公認なの〜」と言うあれと同じ。したがって空手の段位の基準というのはその流派、会派によって決められたもので、一律ではありません。しかしどの流派でも初段を「一定のレベルに達した人」として認定しているようです。

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段位はどこまで有効?

Q:段位は会派独自のものだとすると、それって流派を変えたときにはどうなるんですか? やっぱり、組織を乗り換えるというのは何事も不利なんでしょうか?(32歳男 転職希望会社員)

A:普通は、他流派の段位は認められません。つまり、5段の人でも違う流派へ行ったら、また白帯からスタートです。武道は「強ければ○段」というのではなく、そこの流儀をどれほどマスターしたかという基準で計られるのが普通です。ただ、これも受け入れる流派によって扱いが変わるようで、最初から「それではあなたは7級からスタートしましょう」と言う具合になる場合があるようです。全空連では流派や会派が変わっても認められるように、公認段位と言う共通の段位を設定していますので、これを持っていれば全空連内のどこでも通用するようです。つまり、全空連の段位と各会派の段位と二つ持つことが出来るわけですね。

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空手は凶器と認定される?

Q:空手の段を持っていると警察に登録されていて、喧嘩をするとナイフを使ったのと同じ扱いになるというのは本当でしょうか?(34歳男 殺し屋)

A:空手の段をとったら警察に登録されるなんていうのは嘘です。ナイフと同じ扱いになるかどうかは知りませんが、つかまった人の話しによると、空手の有段者とばれると扱いが変わるのは確かなようです。裁判があれば当然とりあげられるでしょうけれど、詳しくはわかりません。

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空手道場は怖い人ばかりがたむろしているのでは?

Q:空手道場というと普通の人とは違った怖い人ばかりがやっている気がしますが、どうでしょうか?(35歳男 悪役俳優)

A:僕の道場では会社の社長さん、銀行員、プログラマー、営業マンなど職業は様々です。常識的な普通の人たちばかりで、怖いのは人間戦車の会長と筆頭師範で現空研の江夏といわれるN師範くらいです。僕などはホトケのような顔です。

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空手道場って不良の集まり?

Q:僕は高校生です。空手を習いたいのですが、他の学校の不良とかがたくさんいるといやですが、いませんか?(17歳男 高校生)

A:うちの道場にはいません。元不良はいるらしいですが、バレているのに一生懸命隠しています。きちんとした人ばかりです。「ケンカ空手」と銘打っているある道場に行ったことのある人に聞いた話ですが、不良連中は来るのですがすぐに辞めてしまうそうで、結局残って黒帯まで行くのはきちんとした青年だけだそうです。街角でウンコ座りして唾を垂らしているアンポンタン兄ちゃんに空手の達人はいないと思って良いでしょう。

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空手をやっている人って、暴力的ですか?

Q:空手を習っている人って、人を殴るのが好きな暴力的な人が多いのでしょうか? あたし、そういう人とは結婚したくありません。(22歳女 女子プロレスラー)

A:空手を始める動機は「強くなりたい」というのが多いです。それは生き物が自然に持つ欲求でもあるでしょう。そして中には具体的に「ケンカが強くなりたい」という目的ではじめた人もいます。しかし、実際に空手を修得すると逆に暴力を振るわなくなる傾向があるようです。「自分は強い」という余裕があるので相手がその余裕を察知して仕掛けてこなくなったり、人を殴ることの怖さを知っているがために逆にそれを避けようとするためのようです。でも、僕もあなたとは結婚したくありません。

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空手って、瓦割るんですよね?

Q:空手って、瓦や氷を割るあれですよね。毎日瓦を割っているんですか?(25歳女 OL)

A:はい。瓦をはじめ、氷の柱を割ったりバットを折ったりするための武道が空手です。熟達すると重機が無くても素手で家の解体が出来るようになります。「空手で飯を食う」という人が世の中にはいますがあのほとんどは解体業の人で、原価をかけずにいつでも家の解体が出来るので儲かりますが、鉄筋の家はやはり無理です。
 なんて事あるわけないでしょ!
 瓦割りは特別なデモンストレーションであって普段はやりません。あんな一枚300円もする試割用瓦を毎日割っていたら破産します。空手は道場で瓦ばっかり割っていると思うのは大変な間違えです。割っているのは「股」だけです。

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週に何回稽古がありますか?

Q:町の空手道場って、週に何回稽古するんですか?(40歳男 ピンサロ呼び込み)

A:それは道場によって違います。例えばその道場専用の建物を持っているような場合毎日やっていたり、場所を借りている場合は週に数回だったり。
 とくに、道場主が空手が専業の方もいらっしゃればそうでない方もいらっしゃいます。現空研は現在週に一回です。自分の環境に合わせたスケジュールの道場を探しましょう。あなたの場合は昼にやっている道場が良いでしょう。

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毎回稽古に出られないとダメですか?

Q:仕事が交代制で不規則です。稽古には毎回でないとだめなものでしょうか(42歳男 警察官)

A:道場によるでしょう。現空研の場合は、仕事を持っている人たちは毎週来られるとは限らないと言う事を、当然のように考えています。自分のスケジュールに合う道場を選ぶべきだと思います。道場によっては曜日ごとにメニューが決まっていたり、いつ行っても同じ稽古メニューだったり、いろいろです。実際に見学に行き、心行くまで質問して納得して入会しましょう。

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見学しても大丈夫か?

Q:道場の中に入って見学してから決めたいと思いますが、可能ですか?(46歳男 キャッチバー用心棒)

A:基本的には大丈夫です。あなたの店にように中に入っただけで大金を取るようなことはありませんし、囲まれたりしません。さて、注意点をいくつかお話しましょう。まず訪問前の連絡です。その道場がいつでも連絡なしに見学が出来る道場とは限らないのですし、何かでたまたま休みであることも考えられます。一応あらかじめ電話などで問い合わせをするとよいと思います。服装は軽装で良いと思いますが、初対面のひとに会うのに失礼でない程度であることは当然です。トレーニングウェアなどは無難ですし、道場によっては「体験してみてください」と言われることがありますから好都合です。道場へ行ったらまずは責任者の方を探して、きちんと挨拶をしてください。途中で帰っても良いですが、そのときも黙って帰らずに御礼を言ってでていくのは常識です。色々と質問もあるでしょうから、稽古が始まる前に早めに行くか、最後まで残ってゆっくり話しを聞くほうがよいと思います。方針やスケジュールなどよく聞いておきましょう。きちんと説明してくれなかったり、見学自体を断る道場もあるようです。どう言う方針でそうなのかはわかりませんが、そういう道場はあまりお勧めできません。ちなみに我が現空研は連絡不用で見学できますし、皆さん親切にいろいろ教えてくれますよ。

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手が汚くなりませんか?

Q:私は手を使う仕事をしています。空手で岩石みたいな手になるのは仕事上も困るし美容上もいやです。大丈夫でしょうか?(22歳女 スリ)

A:空手家のお手手を見るとそれほどみなさんが思っているほど見ただけで空手をやっているという手はしていません。確かに拳の皮は厚くなってきますが、異常な手をしている人は例外です。それから、拳ダコが出来ても、手先の微妙な動きに影響はないそうです。

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苦行はありますか?

Q:空手をやってみたいですが、苦行があるのでしょうか。真冬に海の中で稽古したり滝に打たれるのはもういやです。(30歳男 修行僧)

A:真冬に海に入ったり滝に打たれたりするのはデモンストレーションをご覧になったようですが、実際の稽古としてはやらないです。体を冷やした状態で空手のような激しい運動をすることがいいことがどうかは一目瞭然です。ただし、ある程度道場によって違いがあるので体験入会などや指導者の考え方を聞いておく方がいいかも知れません。

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怪我はしませんか?

Q:怪我はしませんか? 本当に怪我をすると仕事が出来なくなったりするのではないかと心配です。(44歳男 当たり屋)

A:怪我はある程度します。一番多いのが突き指のようです。僕も今2カ所軽い突き指をしています。小さな怪我が何回かあって、だんだん怪我をしなくなるようです。しかし、僕は草野球をやっていますが、怪我の頻度は野球と変わりません。怪我をするのが一番困るわけですから、怪我をしないように注意しながらやっているものです。いずれにせよ、そんなに異常に怪我をしたりする武道ではないです。もちろんフルコンタクトの試合などでは大きな怪我もあるようですが、あんな事を稽古の度にやるわけではありません。それに、本当の怪我でも保険はおります。

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痛くないですか?

Q:空手は殴ったり蹴ったりの練習ですから、やっぱり稽古は痛くてたまらないのでしょうね?(33歳女 SMクラブのマゾ嬢)

A:あなたのご期待には添えないようですが、それほど痛くはありません。そんなに痛いことを毎回やっていたら、誰も来なくなります。例えばフルコタクト空手で派手な試合を繰り広げている流派でも、普段の稽古では大会の時みたいに思い切り蹴ったり突いたりしているわけではないそうです。あんなのを稽古の度にやっていたら、身が持ちませんよね。現空研では寸止め、防具、フルコンを目的に合わせてやるようですが、そんなにいたいと思ったことはないです。しかし、痛いと嬉しいあなたは相手の攻撃も怖くないのできっと強くなります。いや、打たれようとするから弱くなるかな……?

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費用はどれくらい掛かりますか?

Q:趣味がたくさんあるのでお金が掛かって仕方ありません。空手もやりたいですが、いくら掛かるのでしょうか? 月に10万もあれば足りますこと?(20歳女 社長令嬢)

A:かかる費用は普通、入会金(1万円前後)と月謝(2000円から1万円くらい)、空手衣(1万円くらい)、拳サポーターやひざ当て、その他に昇級昇段審査の際に審査料が掛かるのが普通です。審査料は数千円程度のようですが、数万円する道場もあります。これは道場によりますので、個々に調べてみてください。僕が所属する「現空研」は(2001年1月現在)入会金5000円、月謝2000円(年間一括は2万円)、審査料は帯代だけです。しかし、僕はそれ以上に飲ませてもらったような……。ただ、中には目玉が飛び出るほど高い審査料を設定している道場もあるようです。専用の道場を持っていたり、空手を生業としている人が教えている道場は高い傾向があるようですが、その分設備がそろっていたりいつでも稽古できるなどのよい点もあります。自分のスケジュールやニーズによって高い安いは変わるでしょう。でも、比較的金のかからない趣味だと思います。

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寸止めとフルコンタクトのどちらが良いですか?

Q:空手を始めたいのですが、中年がやるには寸止めの流派の方がフルコンタクトの流派よりも良いでしょうか。個人的には男性とのスキンシップは好きなんですが・・・・・・。(41歳男 オカマバー経営)

A:フルコンタクト空手と寸止めの空手ちがいは当てる当てないよりも、戦い方そのものです。寸止めでは相手との距離を置き、足を広めに開いてタイミングを見計らい、相手の懐に飛び込んで一本を取るというのが代表的なスタイルです。つまり一本方式です。これに対しフルコンタクトでは接近した状態で両足の幅は狭め、何発も打ち合うという戦い方になります。これはもう好みだと思います。フルコンタクト空手でも、稽古は相手に怪我をさせないようにするのが当然です。つまり、当てるけれども加減をします。寸止方式では当てないことで怪我をしないようにしています。当然フルコンタクトの方が衝撃を受けるわけですが、寸止では「当てないつもりで思い切り出した技が当たってしまった」という事故がこわいです。安全性は寸止めかフルコンタクトかではなくて、指導方法によるところが大きいのではないかと思います。

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どこの流派が良いですか?

Q:史上最強だとか、もっとも実戦的とか、空手の源流だとか、各流派の宣伝文句がいろいろありますが、いったいどこの流派がもっとも良いのでしょう。あんなにたくさん流派があるなんて信じられません(35歳男 肛門科医師)

A:どの流派もそれぞれ特徴がありますし、それぞれの理念の中で努力しています。ですからどこが良いとか悪いとか、どこが最高だとかは一概に論じることは出来ません。とにかく行ってみましょう。見学したり体験入会したりして自分にあった道場を選ぶと良いでしょう。初心者にとって流儀の良し悪しなんてわからないと思います。その道場の雰囲気が一番大事かもしれません。道場の雰囲気は道場主の人格によるところが多いですから、道場主と話しをしてみたらいいと思いますよ。それから、空手の場合は違う流派に移ればまた白帯からのやり直しになります。ですから例えば引っ越しをする予定があるような場合は引っ越し先にもある流派を選ぶとか、そういう選び方も一つでしょう。こんな事を聞かれると実はみんな「うちがいいに決まってんだろ!」と内心では思っています。でも、あなたがどこかの流派に入って稽古をはじめても、「うちが一番」と勝手に思うのは良いですが、他流派を軽んじたり批判したりするようなケツの穴の小さい事はやめましょう。そんな人はろくなウンコも出ません。あ、それはあなたの専門分野でしたね。

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道場はどうやって選んだらいいですか?

Q:道場はどうやって見つけて、どういう基準で選んだらいいでしょうか? どうもわたし、物事の選択が下手なものですから心配で。(37歳男 洗濯屋)

A:ぼくがやった方法と他の人のお話から、ひとつの方法を参考までにお話します。まず、片っ端から道場を調べます。調べ方の基本は電話のタウンページです。「空手道場」の項目でいくつか載っているでしょう。しかし、専用の道場が無く、どこかの施設を借りている場合には載っていないことがあります。ですからこれにくわえてインターネットで調べたり、まちなかでは看板に気をつけましょう。それから口コミも重要です。それらを調べて稽古日や流派、そして場所などから候補を割り出して、実際に見学に行ってきちんとした指導がなされているかを確認します。稽古生の年齢構成も長い間楽しく道場通いを続けるには重要なファクターです。女性の場合は更衣室があるかどうかなどもチェックする必要がありますし、出来れば他に女性の道場生がいた方がいいですし、欲を言えば女の先生がいればいいと思います。

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最強の流派はどこですか?

Q:空手関係の掲示版で、最強の流派はどこかという議論があり、人格攻撃の泥仕合になってしまいました。しかし、これから空手を始めたい僕としては、最強の流派に入門したいと思います。クラさんは最強の流派はどこだと思いますか?(35歳男 JR埼京線の運転手)

A:結論から言います。
「あなたの求める強さを、あなたが空手を学べる条件の中で、最も効率的に得られる流派が最強の流派です」
 最強を語るには2つの立場があると思います。一つは「ファンとしての立場」です。自分が最強の当事者ではありません。いわば部外者です。これは野球ファンがごひいきのチームを褒め称えるのと同じで、論理的説明など不用です。偏った理屈でもなんでも構いません。だから、こういうレベルで最強論を真面目にやろうとすると、泥仕合になります。
 もう一つは、最強を目指す「当事者としての立場」です。これは、本人が目指す最強によって変化します。K1で活躍したりするプロの格闘家になりたいのか、学生スポーツのように大会で優勝するなどして一時期を飾りたいのか、仕事や家庭生活の合間に護身術を身につけたいのか、健康増進のために空手をやりたいのか。それらの目的や条件、環境によって異なります。
 例えば、仕事に追われている中年が仕事の合間を縫って空手をするのに、「○○会にはすごく強いプロの格闘家がいる。だからオレも○○会に入ると最強だ」と考えるのが論理的でないことは明らかでしょう。これは、「ファンの立場」と「当事者の立場」がごちゃ混ぜになっているケースです。
 たまに、「オレが入っている○○空手は最強だ。現空研など話にならない」というようなメールを受け取ることがあります。先日も30代のサラリーマンからきました。その人が言う最強の理由は、
「内弟子制度があり、毎日空手漬けの選手がいる」
「異種格闘技戦で活躍している選手がいる」
「世界の舞台で活躍している選手が何人もいる」
 というものでした。それは確かにすごい。ところが、
「それで、あなたはそのうちのどれに該当するのですか?」
 と質問すると、
「いやぁ、オレはまだ入門したばかりだし、一般会員だから・・・・・・」
 と、トーンダウンしました。
 今も将来的にも自分とは関係のない立場や自分が使えない制度を取り上げても、それはあなたとは関係のない話です。
 あなたが「当事者の立場」で道場を選びたいのなら、あくまでもあなたのもつ条件で、「どの道場に入るのが、最も自分が強くなれるのか」を探すべきです。そしてその基本的は、「長く続けられる道場」であると思います。
 ぜひ、JR最強の運転手になってください。

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