修行エッセイ

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2005年5月11日(水) イメージトレーニング

 久しぶりに道場へ行きました。このところ体調を全体的に崩しており、痛風があったり腰痛があったりしたので遠のいていましたが、やっと体調がある程度良好になったので、思い切って稽古に参加しました。
 とはいうものの、やはり組手はやりたいので、5本ほどやってきましたが、やっぱりコントロールが効かず2人の顔面に突きを入れてしまいました。ごめんね〜。
 道場にいけない間、サンドバックを突き蹴りしたり、イメージトレーニングはしていました。
 イメージトレーニングの時間が長いと今までと違った攻撃方法を考えたり、論理的に技を考えるので、これは結構楽しいです。
 中年たるものがむしゃらに向かっていくだけの若者と同じことをしてはつまらない。そこは頭を使って、論理的に考えてそれを実践するというプロセスを楽しみたいものです。 それで実際その通りに動けたかと言うと、とんでもない。とてもとても。
 昔はイメージトレーニングを「畳水練」などと申しまして、「畳の上で練習する水泳のごとく役に立たない」と評したものです。
 しかし本当はそうじゃない。練習と言うのは練習している最中に上達するのではなくて、練習してしばらくの間脳で処理されてそれが使えるようになるものなんです。ですから、イメージトレーニングもそれを補完する上で、とっても意味のある行為なんですね。
 しかし、実践が伴わずにしばらくイメージトレーニングばかりやっていたとなると、これはあまり上達に直結しないようです。
 でも、やっぱりそれでも無意味ではありませんでしたよ。なぜなら、イメージトレーニングをしていく中で、自分が実現しようとしている動きのイメージができたので、実際の稽古のときにそれを目標にして稽古することができるからです。目標があると、目標と現実との違いがわかる。違いがわかればどういう稽古をすればいいかが見えてくる。
「強くなる」という目標だけでは稽古はできません。どう動きたいのかという具体的な目標があれば、稽古も効率的にできるはずです。
 半年のブランクをただの半年のブランクにしないよう、そのイメージを目標に今後の稽古に励もうと決意を新たにしたのでありました。

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